第6回講座「1年をふり返って」1日目 講座報告

2025年3月8日(土)
第2期山里ひとなる塾も、いよいよ第6回最終講座となりました。今回は2日間にわたって旭地区小渡町にある旭交流館の別館を会場に、「1年をふり返って」と題し、塾生がこの講座を通して学び、集落活動に参加させていただきながら体感したこと、仲間たちとの出逢いから感じたことを、それぞれのスタイルで発表します。







塾生は、活動内容のyoutube動画で、三味線の演奏や絵で、塾生・スタッフみんなの似顔絵を感謝の気持ちを込めて缶バッヂにして。それぞれの想いやこれからの活動や夢を、思い思いのカタチで発表しました。
午前の5人の発表を受け、下山地区羽布町の地域仲介人 木下貴晴さんは、ご自身も山里ひとなる塾の前身である豊森なりわい塾の卒塾生であるご経験から、「僕も修了レポートで専業農家になると発表し、現在に至る。ここでは日常生活では出逢わないような、おなじベクトルを持つ仲間と出逢える。卒塾後も力強い仲間と、羽布の想家プロジェクトも併せて、関係を繋げていってほしい」とエールを送りました。

発表では、安心安全な場で、素直な気持ちを言語化し、表現していきます。一年間共に学びつつも、聞いたことのなかったこれまでの人生や考え方など、塾生の素顔が垣間見えました。
1日目の10人の発表を受けて、全体で感想を共有しました。
塾生からは「ここにいるみんなはかなり変わっている(笑)。貴重な人達と出逢わせてもらったと感じた」「山村地域に出かけ、様々な出会いの中で、自分の居場所はここだと感じた」「発表の中で初めて知ったことがたくさんあった。もっと早く聴きたかったと思うけど、これからより知っていけたらとも思った」など感想が聞かれました。
小原地区大平町地域仲介人 鈴木孝典さんや、豊田市企画政策部企画課 加知直人さん、旭地区押井町地域仲介人 鈴木辰吉さんからも感想をいただきました。
第1期から2年間、塾生を受け入れてくれ、今期でいったん区切りとなる押井町の鈴木辰吉さんは「2年間ありがとうございました。地域の衆に来期からは塾生来んよと言うと、残念がって3年でも4年でも大歓迎だと言っている。コロナ禍等で簡略化していた神事も、塾生が来ることでと改めて調べて正しく執り行うようになり、正式な神事が伝承されていくきっかけになった。他所から変な人(笑)が来ることで、地域によい化学変化が起こる。これは凄いことだ。この山里ひとなる塾はやめちゃいかん。これからも続けて欲しい」と話してくれました。