第4期山里ひとなる 第2回講座「山と生きる」講座報告
2026年7月11日(土) 第4期山里ひとなる塾 第2講座 では、藤澤あやさん・祐作さんご夫妻を講師に迎え、旧御内小学校を利活用した「そらのうたMIUCHI」を会場に、座学と実際に御内の山に入るフィールドワークを実施しました。
最初に、あやさんから「そらのうたMIUCHI」やGONZORE TRAILの取り組み、配布していただいたリーフレット『御内の山を楽しみ学ぶ フィールドワーク報告2024』を使って、今日の活動のガイダンスがありました。
=藤澤あやさんプロフィール=
岐阜県高山市出身。デザイナー。子育てを機にパートナーの藤澤祐作氏の実家である御内町金蔵連に移住。自ら放置林を整備し、御内の森林の魅力を自身の感性で伝えるGONZORE TRAILの活動を続けている。
また、美しく清らかなエネルギーに満ちる御内町に共に生きる植物と寧比曽山麓の天然水から、手作業で丁寧に抽出する天然成分100%の精油と芳香蒸留水のブランドsunlit earth を手がける。
=藤澤祐作さんプロフィール=
豊田森林組合職員。山主としても生まれ育った御内町金蔵連の森林の保全に想いをもって取り組む。
そらのうたMIUCHIはご夫妻はじめ地域の皆さんで大切に手を入れて人が集う場となっている施設です。最近、敷地内の大径木を伐って挽いた木材で床を張ったお部屋で、地域に残る大変貴重な資料『土地整理實測字限地図』(通称:和紙図面)を見せていただきました。
この図面は、現在100歳代の住民のお父様が作成されたとのこと。現在でも、市役所や森林組合などで最終確認に引くこともあるといいます。
この後は、熱中症やマダニ等の虫刺されについて説明を受け、山に入る身支度を整えて、いよいよ御内の森林へ。
藤澤さんご夫妻のご案内で、フジの巻殺しの様子、かつての炭焼きの跡と、炭焼きと共にあった山の暮らし、鹿の獣害の深刻な様子、つい数十年前まで使われていた生活道(赤道)のお話などなど、「見て、知って、感じて、味わう」時間を過ごしました。
猛暑の日でしたが、みんなで歩ききることができました✨
フィールドワークのクライマックスは、神越川渡りです。
今年は水量も多く、飛び越えずに全員が素足で川に入りました。
暑さと疲れで火照った脚に、清流が気持ち良すぎます!
初夏の緑は勿論、自然に手を取って助け合って渡る塾生たちの姿も美しかったです✨
今年は誰もドボンせずに川を渡り切った先は、藤澤さんご家族が1年以上かけて笹薮を取り除き、手入れして拓いたフィールド「GONZORE TRAIL」です。
塾生達は思い思いの場所に腰を下ろし、お弁当をいただき、あやさんの精油の香りに触れたり、ブランコに挑戦したりしながら昼休憩を取りました。
午後からは毎講座で実施するアートワークです。
午前中に御内の山を歩き、神越川を越え感じたこと。
GONZORE TRAILで目を閉じ、感じるもの。。。
五感・六感で感じたものを、紙に落としてみます。
そのあと、みんなで車座になりました。
今日感じたこと
藤澤さんのお話を伺って、訊いてみたいこと
藤澤さんご夫妻が、御内で生きると決めた経緯とは
お互いに言葉にし合いました。
塾生からは
「体感することは、最高の財産!」
「向き合うとは相手をよく知ること。自然に対してもそうでなくてはと思った。」
「少しの距離や山主の違いで山の様相が大きく変化することに驚いた。」
「地域のこと、山のことを自分ごととして捉え、向き合い続ける姿勢にとても刺激を受けた。藤澤ご夫妻の葛藤を抱えながらも前へ進まれている姿に励まされた。」
など感想が聴かれました。
猛暑の中でのフィールドワークは体力的には大変だったかもしれませんが、林間や川面を吹き抜ける風、木漏れ日、植物の香り、土の感触、木霊する清流の音―藤澤さんご夫妻の想いが創り上げたフィールドに、塾生・スタッフとも心が清まるような時間をいただきました。
今年もご家族の大切な場所を開放し、真摯にお話をしてくださった藤澤ご夫妻に、心から感謝いたします。
次回は9/26(土),27(日)の合宿付 第3回講座「農山村の祈り・まつり/現代社会を知る」です!

