第3回講座「農山村の祈り・まつり/現代社会を知る」2日目 講座報告
2025年9月20日(土)・21日(日) 第3回講座「農山村の祈り・まつり/現代社会を知る」2日目は駒宮博男さんのレクチャー『根本から問いただす』です!
さぁ、合宿に参加&深夜まで語り合ってしまった塾生の運命やいかに?!というスタッフの心配をよそに、塾生の皆さんは駒宮さんのお話しに全集中でした!
レクチャーでは、
キリスト教的概念の二律背反の限界のお話しから、
日本の自治のカタチ、学生運動以降の「ノンポリ・ミーハー」、
科学技術信仰、意識の問題、リーダー論、
水・エネルギー・食糧の課題、
リーズ大学のドーナツ経済学に至るまで、
社会を見るための多種多様な視点を示していただきました。
昼休憩のあとは、スタッフでアーティストの田中あつこ さんによる、毎回恒例となったアートワークです。
目をつぶって、田中さんの誘導で想起したイメージを、思い思いの色紙にクレヨンで描いていきます。
そして、午前中の駒宮さんのレクチャーを踏まえて、駒宮さん×塾長×塾生によるクロストークです。
今日一日の感想は勿論、2日間で感じたこと・考えたことを共有しました。
塾生からは
・自分は「働く」ことばかりで帰って寝るだけで、「くらし」をしてこなかったのだと気付いた。
・天候など自然は自分の想い通りにはならない。日ごろは自分中心の都合で暮らしているので、思い通りにいかないものでスケジュールが決まることに驚きつつ、羨ましくもあると感じた。
・他の塾生の感じたことを聞くの事が、違う経験をしてきたからこそキャッチする部分が異なって刺激や気付きになりとても面白かった。一般常識からはずれているかもしれない内容で会話ができ、刺激し合えるこの環境や集まった人に感謝したい。
など感想が聞かれました。
戸田塾長は「今回で第3期は半分まで来たが、お互いをだいぶ知り合えて来たのが何よりもいいと感じている。これから10月は各地域での例大祭が行われるが、渋沢さんや駒宮さんのお話しをお聴きしたうえで、ぜひ積極的に参加してみてほしい」と締めくくりました。
事務局からは当塾の前身の豊森なりわい塾や当塾の卒塾生やスタッフ相互のコミュニティグループであるFacebookグループや自主勉強会のグループの紹介もありました。
同期は勿論のこと、同じ学びを共有するコミュニティが、ますます広がっていくのが楽しみです。

